【2019】台湾地震はGWに影響する?被害状況を現地からレポート

こんにちは!

台湾在住12年のココシル(@cocosil_taiwan)です。

台湾でもちょくちょく小さな地震が発生するのですが、台北でここまで大きく揺れを感じた地震は、久しぶりで恐怖を覚えました。

日本のメディアでも台湾地震について取り上げられていますが、実際の被害状況ってどうなんだろう?って、GWに台湾旅行を計画している方は特に思うと思います。

そこで今回は、2019年4月18日に起きた台湾東部:花蓮を震源とする地震の被害状況とGWの観光には影響するのかレポートしたいと思います。

【2019】台湾地震の様子や被害状況


台湾東部の花蓮を震源とするマグニチュード6.1、最大震度7を記録しました。

地震の時の様子

ココシルは台北市内の1階のカフェにいました。「あ、地震かも?」と思っていたら、大きなドーンという音とともに激しく横揺れし、外の大きな木が激しく揺れているのを見て、かなり恐怖を覚えました。

大きな揺れが収まってからも、しばらくは揺れている感覚がぬけませんでした。

揺れが収まってから、みんな今の地震はやばかったと思い、ネットで検索をしようとしたのですが、全くネットがつながらない状態で、それもまた怖さが募る感じでした。

結局、ネットで詳細が見れたのが、地震から20分~30分後ぐらいでした。

台湾地震の被害状況

今回の台湾地震の被害の様子をまとめた、台湾のニュースはこちら。

台湾東部:花蓮

今回の地震の震源地にあたる台湾東部の花蓮は、太魯閣(タロコ)峡谷など、とっても素晴らしい景観を誇る景勝地で有名です。日本からもたくさんの観光客が訪れる場所です。

被害状況】

  • 太魯閣(タロコ)峡谷の遊歩道で落石があり、怪我をされた方がいる。→救助済み。
  • 花蓮站(駅)が水漏れ→その日のうちに修復済み。
  • お店の窓が割れたり、商品が散乱する。

その他の大きな被害は報告されていません。

もともと太魯閣(タロコ)峡谷は、常に落石の恐れがある場所なので、車で通行する際も『落石注意』の看板がたくさんあったり、遊歩道を観光する時もヘルメットの着用が必要になる場所もあるくらいです。

台湾観光局からも、安全宣言が出ています。GWには影響はありません!

注意

花蓮はもともと地震が多い場所なので、余震も含め、地震が来るかもということは覚えておきましょう。

台北市近郊

今回の地震は、震源地が大きく揺れただけでなく、震源から離れた台北市、新北市が大きく長く揺れました。

ココシルの家も、地震の影響がありました。

  • 開いていたドアや窓が全部閉まる。
  • 棚が10cmぐらい勝手に移動。
  • 棚の上のものが落ちたり、倒れたりした。

【被害状況】

  • 台北市の地下鉄MRT一時ストップ→安全確認後、正常運行。
  • 台北市長安東路二段にあるビル(金林大樓)が傾く→専門家の調査により、安全確認済み。
  • 台北市信義路四段にあるビル(富貴角大樓)が傾く→専門家の調査により、安全確認済み。
  • 台北市松仁路の道路に大きな亀裂→もともと亀裂はしていない。誤報。

主に報告されている被害は以上です。

その他、エレベーターが一時的に止まり、閉じ込められた方がいたり、お店の棚の商品が落ち、片付けるために一時クローズしているお店もありましたが、その日のうちにすべて正常に戻っています。

2つの傾いたビルがある、「長安東路二段81號」と「信義路四段401號」付近は、特に近くに観光するスポットがあるわけでもないので、行く方は少ないと思いますが、しばらくは外壁の一部がくずれたりする可能性もあるので、1週間以内は注意が必要とのことでした。

また、101の近くの松仁路の道路が大きく亀裂が入っているという情報が飛びまわりましたが、実は誤報でした。


以前修復した時に使った塗装が、高い位置から撮影されて、「道路が亀裂してる!」と大騒ぎになりました。

あの大きな地震直後に見たら、冷静には見れなくて、ココシルも信じてしまいました。

台湾地震はGWに影響する?

現在台湾で報道されている被害状況は、すでに正常に戻っています。

GW(ゴールデンウィーク)の台湾旅行に影響はありません。

台湾観光局・台湾観光協会からも安全宣言が出ていますので、安心して来てください!

大きな地震が起きると、台湾のテレビもずっと地震の被害状況などのニュースしかしないのですが、今回の地震では被害も少なかったためか、地震発生後2~3時間後には、通常のニュースに戻っていました。

もし台湾で地震被害にあったらどうする?

台湾も日本と同じ、地震がわりと頻繁に起こります。特に花蓮周辺は震源地となることが多い地域です。

台湾旅行中に地震にあうことはありますが、被害に巻き込まれることはまれだと思います。

ただ、もし万が一地震で被害にあった場合の対処法をご紹介しておきます。

ツアーガイドさんがいる場合

ツアーで台湾旅行に来ている場合は、必ずツアーガイドさんや現地のガイドさんがいますので、すぐに連絡しましょう。

個人旅行で来ている場合

台湾にある領事館の役割をもつ「日本台湾交流協会台北事務所」まで、連絡しましょう。

【連絡先】
日本台湾交流協会台北事務所
住所:台北市松山区慶城街28号 通泰商業大樓
電話:(市外局番02)2713-8000
台湾域外からは(地域番号886)-2-2713-8000
(注:夜間の場合には上記代表番号をおかけになり,ダイヤル「1」で日本語を選択した後,ダイヤル「9」を押すと緊急電話代行サービスに繋がります)。
FAX:(市外局番02)-2713-0975
台湾域外からは(地域番号886)-2-2713-0975
ホームページ:https://www.koryu.or.jp/

最後に・・・

台北でこんなに大きな地震が観測されたのは、10年ぶりとのことです。

ココシルも台湾に10年以上住んでいて、大きな揺れを感じたのは何回かありますが、今回が一番恐怖を覚えた揺れでした。

今回の地震で、ゴールデンウィークに台湾旅行を計画されている方は心配に思われたと思いますが、震度7を観測したにも関わらず、特に大きな被害もなく、台湾はその日のうちにほぼ正常に戻っています。

なので、安心して台湾にいらして下さいね!

 

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